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売上アップするアイデアとは?脳科学マーケティングの成功事例

飲食店でいうとお寿司屋さんでは小さな寿司1個ごとに個別の値段をつけており、ひと口食べるたびに値札がくっついてくるような気がしませんか?この一貫で500円の価値があったのかしら?といった具合にです。

お寿司屋さんの1個食べるたびに価格が気になり、味より価格が気になってしまい、美味しいはずなのに純粋に楽しめなかったという経験はありませんか?

米国で経済学と心理学の研究で解明されたもう1つの事実は、1回1回の消費で値段が上がっていく様子を目の当たりにする販売方法が、最大の痛みを引き起こすをいうことです。

お寿司やさんの価格システムがそれに当たるということです。もちろんこれは肉体的苦痛ではなく、正確は、肉体的苦痛に関連する脳の領域が活性化するということです。

定額制のおかげでインターネットが爆発的に普及

脳はじっくり比較検討したりはしないそうですが、とあるインターネット会社が、時間単位から月単位へ切り替えたアイデアは功を奏しました。

いままで使った分だけ請求されていた回線料が定額制に切り替わり、加入者は増大し売上アップしたのです。価格切り替えの成功事例と言えます。

なぜ人は前払い制や定額制で料金を支払いたいと思うのでしょうか?それによって脳の激しい痛みが和らぐからです。

最悪の選択肢はお寿司屋さんの代金の支払いで、この場合、お客はお寿司の1個ごとに代金を払っている、あるいは、タクシーのメーターを見て、道を進むごとに料金がいくらになるか分かってしまうのも脳が痛む。というか、肉体的苦痛に関連する脳の領域が活性化するのです。

セットメニューで売上アップ

飲食店を始めとする経営者たちはこの点にしっかり気づいており、適切なアイデアを講じ、商品購入に伴う顧客の痛みを最小限にとどめるようにしてきました。

セットメニューやコースメニューが人気となっており、マクドナルドのバリューセットやCoCo壱がトンカツ・ほうれん草などをトッピング単品で載せていたメニュー表から、カツカレー、ほうれん草カレーとひとつの商品として載せるアイデアで売上がのびたのも成功事例のひとつです。

これらのケースは皆、比較的求めやすいパッケージ料金で提供され、逐一の購買経験で生じる顧客のさらなる痛みを顧客から取り除いています。

多くの場合、パッケージ価格はレストランのメニュー一品一品、レンタルビデオ一本一本の料金を払った場合よりも実は高くつく。にもかかわらず「すべて込み」の料金は多くの消費者の心に訴える可能性が高いのです。

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