価格を見せてはいけない?

価格を見せる事とは?

人に、前もってさりげなくヒントとなるお金のイメージを提示しておくと、それに続く相手の行動を左右することができます、人はヒントを与えられたことにも、自分の行動に変化が起きていることにもまったく気づいていないので、お金をイメージさせる言葉や画像は、より強力な商法に数えられます。

実験の一例では、研究者が、被験者Aの学生たちにお金について言及されたエッセイを読ませるか、さまざまな種類の通貨が描かれたポスターに向かって座らせるかしました。被験者Aは、そうでない被験者Bと比べると、ある難しい問題を解決する際、他者に助けを求めるまでに70%長く時間がかかり、助けを必要としている他者(被験者Aの知らない人物)に力を貸した時間はわずか半分でした。

また、お金のヒントを与えられた被験者Aは、そうでない被験者Bと比べると、独りで作業することを好み、単独で楽しむ余暇活動を選ぶ傾向にあしました。ほかの被験者達と談笑するときも距離をおいて座っていたそうで、たとえわずかであれ、価格を見せる、お金のヒントを与える、というのは人の気分を変えるのです。被験者たちは他者をたよることも。他者から頼られることも好まないと言うのです。

気づかぬうちに行動が変わってしまうなんて、意外ですね。

広告でお金を見せてはいけない

お金に関連するテーマを活用している広告主達ににとって、この研究には重要な意味があるのではないでしょうか? 広告にはお金のイメージが満載です。こうした広告の大半は見る側の「買いたい」に訴えるため、広告を見た人がそれらのイメージにつられてお金を使ってくれることを望んでいるのです。

しかしながら、これは相反する目的の妥協点を探る問題です。優秀な営業マンは多くの場合、人の気持ちや感情を利用して売り込みを行い、期限付きの金銭的「おまけ」を与えて商談を成立させるのです。たとえば、「特別融資が利用できるのは本日限りです」とか「48時間限定で値下げします」といった具合に。この商法、よく見かけますよね?感情に訴えるアピールをした場合、広告主はお金の話を持ち込むべきかどうか、持ち込むとすればどういう形で行えばいいか適切な判断が必要です。

ダイアモンドの売り方について考えてみましょう。これはお金にまつわるヒントを慎重に慎重に回避しているように見えます。ダイアモンドは、希少性によって価値が与えられており、他人にそのようなモノをプレゼントするために大金を費やすというのは、単なる「買いたい」という人の思考に訴えるものとは言えませんよね?

商店に学ぶ知恵

価格の前に記されている単純な通貨記号でさえ影響をおよぼす場合があります。ある研究では、価格を数字のみで示した品物をまた客がかなり多くのものを買っていました。お店に行って、こうした数字のみの品物を目にしたら、その店の店主がニューロマーケティングではなにが最高の成果を生むのか、が分かっているということになります。

お金のイメージは人の思考を変える

人にお金についての提示すると、人の気分を大きく変え、提示した後の行動が変化する。

お金の話をいつするか

販売側はお金の話をいつするかが難しい、「おまけ」をつけてみると効果的。ただし、希少性の高いもの、又は、プレゼントと送りたい人には逆にお金の話はしない方がいい。

価格表示の重要性

価格記号はつけず、数字のみで表示する方が効果的。

要はお金のヒントを賢く活用することが重要

価格表示をすべきかどうか、するならどういった形で表示するかを考えなくてはならない。

 

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